切なすぎる親子の会話

どうも、僕です。


営業終わって外で一息ついてたときのこと。 

見知らぬ親子が向こうから歩いてくる。

息子のほうは、たぶん小学校低学年くらいで野球帽を被っていた。

父親は右手にスーパーの袋を提げている。


2人は大きな声で話しながら近づいてくる。

車がほとんど通らないこの道は話し声が丸聞こえだ。




「けんた君がさー、猪八戒やりたいって言ってたー。」

「へぇー、そんな顔してるもんなー。孫悟空は誰がやることになった?」




お楽しみ会の劇で「西遊記」をやることになったんだなと予想できる会話だった。



「孫悟空はたかし君がやりたいって言ってたー。」

「ふーん。で、お前は何やるの?」




「手下。」



「…。」




「手下かぁー。そうかー。」




お父さん。

そんな淋しそうな声を出したらアカン。

手下だって立派な役や。


手下がいてこそ主役たちが生きるってもんや。




そう考えると我々美容師もお客様方の手下と言えるな。



モンキーマジック。

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